VIGとは10年以上連続で増配をした米国株で構成されたETFです。
・VIGの構成銘柄について知りたい
・VOOとVIGってどっちがパフォーマンスいいのかな
2024年の日本では新NISAがはじまり、投資人口が拡大しています。
大半の方が全世界株式もしくはS&P500に投資をするのがポピュラーな戦略だとSNSや評論家が議論していますが、ちょっと待ってください。
ここに検討していただきたいETFがあります。
それが今回ご紹介するVIGです!
当記事ではVIGに関することを細かいところまで解説していきます。
- VIGへの投資を検討している方
- 米国株投資をはじめようと考えている方
- どんなETFに投資をしようか迷っている方
- VIGとVOOの年間リターンを知りたい方
【米国株】連続増配ETFのVIGとは?
- 10年以上連続増配している銘柄で構成
- 構成銘柄数は289以上
- アップルやマイクロソフトなどの大型テック株も入っている
- 組み入れ銘柄の財務も安定しており、運営者はバンガード社
VIGは世界一の資産運用会社バンガード社が運営するETFで、200以上の大型株で構成されています。
株価も好調で、最高値を記録した2021年12月の171ドルを超えようしています。
そんなVIGの基本情報は以下のとおりです。
項目 | 詳細情報 |
---|---|
運営会社 | バンガード社 |
上場日 | 2006年4月21日 |
配当頻度 | 年間4回 |
管理手数料 | 0.05% |
年間配当比率 | 1.90%(2024年1月時点) |
ベンチマーク | S&P US Dividend Growers指数 |
世界最大の投資運用会社バンガード社が運営
バンガード社とは、アメリカ合衆国ペンシルベニア州に本社を置く世界最大級の投資運用会社です。
1975年に創業され、現在では約7兆ドル(約800兆円)の資産を運用しています。
バンガード社は、低コストで質の高い投資商品を提供することをモットーとしています。
その中でも、バンガード社が運用するETFは、低コストと優れたパフォーマンスで人気が日本人にも高いです。
S&P500に連動するETFのVOOもバンガード社が運営しています!
その他にもバンガード社はアクティブファンドの運営にも積極的で、米国株の成長銘柄に投資する「VGT」や、米国債に投資する「BND」も彼らの商品になります。
今後の配当利回りが期待できる
VIGは年間に4回の配当を出しており、現在(2024年1月1日)の年間利回りは190%です。
連続増配で謡っているわりには、ショボいと思います!
他の高配当ETFと比較すると明らかに、配当利回りは低く感じますが、VIGは今後も配当し続ける銘柄で更新されているので、あまり心配しなくてもいいです。
高配当ETFに投資したい方はSPYDやVYMを検討していきましょう!
高配当株は個別株でポートフォリオを組むのもありです。
アップルが新たに組み入れられたように、次はどんな銘柄が新しく組み入れられるのか楽しみですね!
VIGの構成銘柄とは?
構成銘柄 | 構成比率 |
---|---|
マイクロソフト | 5.53% |
アップル | 4.56% |
ユナイテッドヘルスグループ | 3.5% |
JPモルガン・チェース | 3.1% |
エクソンモービル | 2.84% |
ビザ | 2.70% |
ブロードコム | 2.69% |
ジョンソンエンドジョンソン | 2.55% |
プロテクターギャンブル | 2.49% |
マスターカード | 2.37% |
構成銘柄の第一位はMicrosoftでした!
Microsoftは新高値を更新している銘柄で日本でもoffice365やAzue(アジュール)を使って仕事をしていますよね。
今後もまだまだ成長が期待できる銘柄です。
第二位のアップルも日本人が誰もが知る企業の一つでしょう。
しかし、直近の株価はやや下落傾向で、iPhoneやMacが想定よりも売れず、アンダーウェイトの評価をアナリストから食らっています。
アナリストは意見をコロコロ変えるので、私はあまり彼らの意見を信用していません。
VIGとVOOのトータルリターンが知りたい
結論から申し上げると、VOO(S&P500)の方がリターンが高いです。
年間(パフォーマンス) | VOO | VIG |
---|---|---|
2023年 | 26.32% | 14.50% |
2022年 | -18.19% | -9.81% |
2021年 | 28.78% | 23.76% |
2020年 | 18.78% | 15.40% |
2019年 | 31.35% | 29.62% |
2018年 | -4.50% | -2.08% |
2017年 | 21.77% | 22.22% |
2016年 | 12.17% | 11.97% |
2015年 | 1.31% | -1.95% |
2014年 | 13.55% | 10.08% |
S&P500の優秀さが際立つ結果となりました。
これは、配当を含む結果のため、配当金を加味してもVOOが圧勝です。
しかし、上記パフォーマンス表の2022年に注目してください。
VIGの方がVOOに比べて、株価が落ちておらず、暴落局面に強いですね。
詳細な項目 | VIG | VOO |
---|---|---|
シャープレシオ | 1.11 | 1.84 |
最大ドローダウン | -31.72% | -33.99% |
配当利回り | 1.48% | 1.90% |
シャープレシオってなに?
シャープレシオは、投資の効率性を測る指標です。
簡単に言うと、リスクを抑えながら高いリターンを獲得できる投資対象を評価できます。
VIGとVOOの場合、VOOの方が数字が高いので、VOOの方がリスクを抑えながら投資ができます。
【まとめ】連続増配ETFのVIGはおすすめしない
VIGは連続増配銘柄に投資できるETFですが、VOOに比べて投資妙味が薄いです。
VIGの上場日2006年からVOOと比較しても、VOOの圧勝!
今回調べてみて改めて感じたのですが、S&P500は本当に走攻守に強いETFだと感じました。
我々はS&P500を愚直に積立ましょう。
ただ、暴落に強いという要素がVIGにはあるので、S&P500に投資をしてみてストレスに感じる方は、VIGの方がよいかもしれません。
私は、他のETFに浮気せずS&P500を生涯積み立てます!
連続増配ETFのVIGに関するQ&A
- VIGの正式名称は?
-
バンガード・米国増配株式ETF (Vanguard Dividend Appreciation ETF)
- VIGの上位銘柄は?
-
マイクロソフト、アップル、ユナイテッドヘルス、JPモルガン、エクソンモービル
- VIGの配当回数は?
-
年間4回で、配当利回りは1.90%
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