今後の見通しは売上拡大局面が続くため明るく、年次決算でも黒字化を達成する可能性が高い!
タイトルの結論は上記のとおりで、個人的にはパランティアについては長期的に強気です。
米国株個別株に投資をしたことがない方も含め、誰もが理解しやすい内容で、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)の魅力について、徹底的に紹介していきます。
パランティアは2023年に大きく注目された銘柄で、2024年にもS&P500の仲間入りができるのかと話題を呼んでいる企業です。
パランティアは米国株投資界隈でも知名度を誇り、SNSを調べれば結構な情報が出てきます。
パランティアはアメリカのデータ分析企業で、米軍や国防総省などの機関が主な取引先になる少しだけ異質な企業です。
パランティアがどんな企業か解説をする前に、目標株価や今後の見通しを予測していきます。
米国株投資歴は8年目の私が解説していきます。
パランティアの事業内容とは?
パランティアは、ビッグデータを分析するソフトウェアを開発・提供する会社です。
ビッグデータとは、膨大な量のデータを意味します。
例えば、インターネットの閲覧履歴、SNSの投稿、クレジットカードの利用履歴など、私たちの生活のあらゆる場面で、膨大な量のデータが生成されていますよね。
パランティアのソフトウェアは、これらのビッグデータをまとめて、分析することが可能になります。
例えば、警察では、パランティアのソフトウェアを使って、犯人の顔写真、指紋、DNA、犯行現場の映像など、さまざまな種類のデータを集めます。
パランティアのソフトウェアを使えば、これらのデータをまとめて、犯人を特定するための手がかりを見つけることができるのです。
また、病院は、パランティアのソフトウェアを使って、患者の病状を診断しています。
病院では、患者の検査結果、診察記録、薬の処方内容など、さまざまな種類のデータが必要です。
パランティアのソフトウェアを使えば、これらのデータをまとめて、患者の病状をより正確に診断することができます。
パランティアのソフトウェアは、政府機関や大企業など、さまざまな組織で利用されているのですよ!
まとめると、データ分析結果を官公庁や大企業に販売している企業がパランティア!
株価基本情報
項目 | 詳細な情報 |
---|---|
上場日 | 2020/09/30 |
発行価格 | 7.25 |
設立日 | 1969年 |
CEO | Mr. Alexander Karp |
市場 | ニューヨーク証券取引所 |
従業員 | 3838 |
証券の種類 | 普通株式 |
会計年度末 | 12-31 |
国名 | 米国 |
CEOのKarp氏を解説していくよ
Alexander Karpは、アメリカ合衆国の起業家、投資家、そしてPalantir Technologiesの共同創業者兼CEOです。
Karpは、1967年10月2日にニューヨーク市で生まれ、父親はユダヤ人、母親はアフリカ系アメリカ人。
彼は、ペンシルベニア州のHaverford大学で経済学と物理学を学び、1989年に卒業し、その後、スタンフォード大学で法学博士号を取得しました。
Karpは、スタンフォード大学在学中に、Nathan Gettings、Stephen Cohen、Joe Lonsdaleと共に、Palantir Technologiesを創業しています。
Karpは、ビジネス界で最も影響力のある人物の一人として知られており、Palantirの急成長を主導し、同社をユニコーン企業に成長させました。
また、彼は、AIやデータ分析の分野におけるリーダーとしても活躍しています。
パランティア株価の今後の見通しや目標株価は?
今後の株価を予測するためにも、現時点での売上高・EPS(1株当たりの利益)の予想を見てきましょう。
単位:USD
決算期 | EPS予測 | EPS結果 | 売上高予想 | 売上高結果 |
---|---|---|---|---|
2023/Q1 | -0.11“ | 0.010 | 5.059億 | 5.252億 |
2023/Q2 | 0.009 | 0.010 | 5.339憶 | 5.333憶 |
2023/Q1 | 0.014 | 0.030 | 5.559憶 | 5.582憶 |
2023/Q4 | 0.030 | 6.028憶 | ||
2024/Q1 | 0.025 | 6.152憶 |
売上高をみると、どんどん格段していることが表からわかると思います。
業績は今後も拡大傾向が進み、AI革命により、政府や民間もどんどんAIに関する支出が増えることから、パランティアにも十分な恩恵があるはずです。
個別株投資で大切なことは、売上高やEPSの予測をどれだけ投資家の期待を上回れるかにつきます。
良い決算を出した企業は、その後もドンドン良い決算を出し続け、反対に悪い決算を出した企業は、すぐには立て直すことは難しいでしょう。
パランティアは非常にボラティリティが激しい銘柄なので、長期の保有はなかなか難しいと思いますが、10バガーになれる強みはあると考えています。
カープCEOは最新の決算で以下のように述べています。
「20 年の歴史の中で最高益を得た。これにより S&P500 の算出銘柄採用への資格を得た。われわれが目指してきた節目でもあり、実現可能であることは分かっていた」
カープCEO
盲目ではいけませんが、彼の言葉には期待してしまいます。
パランティア株価のリアルタイム情報とチャート
現在の株価はヨコヨコの展開が続いていますね。
残念ながら、2024年1月は2023年12月につけた株価を下回っています。
直近のパランティアの株価で重要な局面は、第4四半期になるでしょう。
株価が最も上昇したときは、第1四半期の決算ときで2023年5月から一気に株価が上昇しています。
直近のPERは250倍を超えていますが、米経済は利下げ局面に入っていくと考えられているので、PERの拡大はハイテク株を中心に拡大し続けていくと予想します。
パランティアの次回決算は、2024年2月21日(現地時間)です。
長期投資の皆さんはこの日を楽しみに仕事を頑張りましょう!
パランティア株価の決算内容が知りたい
パランティアの詳細な財務状況、株主資本、株主還元、年間や四半期ごとの業績を一気に解説していきます。
事業内容を把握したあとは、パランティアがどんな数字を出しているのか、一緒に確認をしていきましょう。
私も含め、PLやBSが読めればいいのですが、社会人に全ての決算を細かく見る時間はありません。
今回は売上高とEPSにフォーカスして、紹介していきます。
売上構成
単位:USD
種別 | 売上構成 | 比率 |
---|---|---|
政府 | 10.72億 | 56.24% |
商業広告 | 8.34億 | 43.76% |
地域別売上
単位:USD
種別 | 売上構成 | 比率 |
---|---|---|
アメリカ | 11.61億 | 60.94% |
イギリス | 2.21億 | 11.59% |
他の地域 | 5.24億 | 27.47% |
売上構成でみるとアメリカが第1位、イギリスが第2位の結果になりました。
アメリカは、パランティアの創業の地であり、また、政府機関や大企業を中心に、パランティアのソフトウェアの採用が拡大していることが背景にあります。
イギリスは、パランティアの主要な顧客であるイギリスの政府機関や民間企業からの売上が伸びていることが背景にあります。
その他の地域は、アジアやヨーロッパ、中東、アフリカなど、さまざまな地域で、パランティアのソフトウェアの採用が拡大していることが背景にあります。
パランティアは、今後も、アメリカやイギリスなどの先進国に加え、アジアやその他の地域での事業拡大を進めていく方針です。
年次決算
単位:百万USD
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 最終利益 | 修正1株益 | 発表日 |
---|---|---|---|---|---|---|
2017年12月期 | 595 | -623 | -570 | -580 | -1.17 | 2020年9月23日 |
2018年12月期 | 742 | -576 | -567 | -579 | -1.02 | 2020年9月28日 |
2019年12月期 | 1,092 | -1,173 | -1,179 | -1,166 | -1.20 | 2021年2月26日 |
2020年12月期 | 1,541 | -411 | -488 | -520 | -0.27 | 2022年2月24日 |
2021年12月期 | 1,905 | -161 | -361 | -371 | -0.18 | 2023年2月21日 |
四半期ごとの決算
単位:百万USD
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 最終利益 | 修正1株益 | 発表日 |
---|---|---|---|---|---|---|
2022年9月期 | 477 | -62 | -122 | -123 | -0.06 | 2022年11月7日 |
2022年12月期 | 508 | -17 | 37 | 33 | 0.02 | 2023年2月21日 |
2023年3月期 | 525 | 4 | 20 | 19 | 0.01 | 2023年5月9日 |
2023年6月期 | 533 | 10 | 30 | 27 | 0.01 | 2023年8月8日 |
2023年9月期 | 558 | 39 | 79 | 73 | 0.03 | 2023年11月3日 |
黒字化はされるのか?
パランティアは、2023年2月期に初めて営業利益の黒字化を達成しました。
その後も、2023年4月期、6月期、8月期と、4四半期連続で営業利益の黒字化を維持しています。
パランティアの営業利益の黒字化は、主に以下の要因によると考えられます。
- 売上高の増加
- 株式報酬関連費用の減少
パランティアの売上高は、2022年から2023年にかけて、前年比で30%以上の成長を続けています。
これは、政府機関や大企業を中心に、パランティアのソフトウェアの採用が拡大していることが背景にあります。
また、パランティアは、2023年3月に、株式報酬関連費用を大幅に削減する計画を発表しました。
この計画により、パランティアの営業利益は、さらに改善される見込みです。
以上のことから、パランティアは、今後も黒字化を維持し、成長を続けていくと考えられます。
ただし、パランティアは、まだ創業から10年程度の若い企業であり、今後の成長がどこまで続くかは不透明な部分もあります。
また、パランティアのソフトウェアは、プライバシーや人権などの問題に配慮しつつ、適切に利用していくことが重要です。
【まとめ】パランティア株価の今後の見通しと黒字化について
今後の見通しは売上拡大局面が続くため明るく、年次決算でも黒字化を達成する可能性が高い!
今回はパランティアの株価情報や今後の見通しについて解説しました。
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