大学生が投資で小遣い稼ぎはできるのか…
最近、SNSをみると新NISAに関する投稿が増えてきましたね。
大学生になって、株で稼ぎたいなあ
まわりの友達で株をはじめる人が増えてきたから、自分も稼ぎたい
大学生になり、使えるお金も高校生の頃と比較をすると、10万〜30万の貯金をしている優秀な学生もいるかもしれません。
私の個人的な意見は大学生で「株で稼ぐ」という考え方は嫌いです。
経済のことや企業のことを知りたくて株をやってみたいなら大いに賛成ですが、「稼ぐ」を目的にすると98%の人が失敗します。
今回の記事では大学生が投資をするなら、どんなことに注目すべきなのかを徹底的に解説しますので参考にどうぞ!
- 大学生と「投資」との向き合い方
- 大学生と新NISA戦略
- 株式投資よりも重要なこと
- 米国株の信用取引ができる
- 米国株のリアルタイム表示が可能
- セミナーや投資情報メディアが豊富
- 米国株投資でポイントが溜まり、楽天市場でのSPUポイントが0.5倍上昇
- 米国株の時間外取引ができない
- 外国株の銘柄数はSBI証券に劣る
\楽天証券のNISAは米国株式の取引手数料が無料!/
大学生が投資で小遣い稼ぎはできるの?「結論はやめとけ」
結論から申し上げると小遣い稼ぎなら、株で稼ぐことはできますが、お金を稼ぐことが目的であるならやめておいたほうが懸命です。
少額のお金で株でも儲けよう!と考えるとリスクのある取引ばかりに注目するようになります。
株式投資の世界では、現金や株式を担保として証券会社に預けて、証券会社からお金を借りて株式の売買ができる信用取引というものがあります。
信用取引には審査が必要で、収入があまりない大学生では通らないとは思いますが、リスクが非常に高い投資スタイルです。
株式投資で「稼ぐ」を目的にするとデイトレードやスイングトレードといった短期間での取引になりがちなので、「稼ぐ」目的で投資をはじめるのは反対です。
私が反対する理由は以下の通り。
- 時間がもったいない
- 種銭がないと短期トレードは儲からない
- 短気投資と新NISAは相性最悪
順番に解説していくよ
時間がもったいない
前述のとおり、「株で稼ぐ」を目的にするとデイトレードやスイングトレードといった短期間での投資スタイルになります。
短期トレードの弱点として、毎日相場を確認しなければいけません。
本気で取り組むと毎日1~2時間を使ってしまうので、大学生という貴重な時間がもったいないです。
将来役に立つ可能性が高い資格取得や友人と遊びに行ってコミュニケーション力を上げた方が良い就職先に繋がると思います。
毎日相場を確認したくないな…と考える方は今すぐに「株で稼ぎたい」というマインドを捨てましょう。
種銭がないと短期トレードは儲からない
短期トレードの弱点は他にもあります。
証券残高に充分なお金がないと、個別株で+20%の利益を確定させても大した利益にはなりません。
短気投資を本格的にはじめるなら、最低でも200万円は欲しいところ。
事業をおこなっている大学生でもない限り、その金額はアルバイトでは到達がかなり難しいため、そもそも種銭が少ない方は短期投資に向いていません。
さらに、短期投資では含み損を翌日や翌月に繰り越さない方が賢明です。
社会人なら損切りをしても、自分が働けば損失を補填できますが、大学生のうちは稼ぐ能力がゼロに等しいので、短期トレードは相性最悪でしょう。
短気投資と新NISAは相性最悪
新NISAは2024年1月よりスタートです!
新NISAは中長期投資が目的に作られており、個別株投資では1800万円まで生涯非課税になります。
当然、株で稼ぎたいなら新NISAも活用しなければと考えている方もいらっしゃると思いますが、新NISAの成長投資枠は短期投資に向いていません。
年間の成長投資枠240万円の枠は一度でも銘柄を売却してしまうと、枠が復活するのは翌年になるため、それまでは売却した枠は使えません。
240万円の枠なんて使い切れるの?
短気投資において240万円の枠は、自分が思っている想像以上に一瞬で使い切ってしまいます。
30万円しか原資がなくても、数百回のトレードを繰り返しているうちに枠を使い切ってしまうでしょう。
さらに損益通算・繰越控除ができないため、損切りを前提とした新NISAは水と油くらい相性が最悪です。
大学生が投資する成功するためには?
何をもって、大学生が投資に成功するかは人によって異なりますが、私は以下が大学生のうちに達成できたら、成功だと考えています。
- 1株でいいから銘柄を購入する
- 企業のファンダメンタルズ分析をする
- 新NISAをはじめてみる
上記のリストは就職の前の準備段階です。
投資に真剣に取り組むようになると、株式会社の成り立ちや世の中のサービスを嫌でも知ることになります。
株式投資をはじめると世の中がどう動いているのか理解できるため、大学生のうちは「投資の準備だけ」で大丈夫です。
SNSをみると株で稼いでいるアカウントは複数ありますが、彼らに騙されて高額な商材を買うといったことは避けましょう。
1株でいいから銘柄を購入する
米国株なら1株から、日本株なら株式ミニ投資を使えば、1株から購入できます。
自分のお金で株を買うという行為が重要です。
1株でも買うとその銘柄の財務諸表やニュースに敏感になります。
実際に購入することで投資の基本的な考え方を身につけることができるので、大学生のうちに経験しておくと今後の人生でプラスになること間違いなしです。
私も株を購入するときは一気に購入するのではなく、1株だけ購入し値動きを見ます。
気になる銘柄はもちろんお気に入り登録するのですが、自分のお金で株を購入すると真剣度が変わってきます。
企業のファンダメンタルズ分析をする
ファンダメンタルズ分析とは、企業の財務状況や経営状況を分析して、その企業の価値を判断する方法です。
反対にチャートの値動きだけで、投資判断をする手法をテクニカル分析と呼びます。
ファンダメンタルズ分析をすることで、企業の将来性を判断しやすくなります。
大学生のうちにファンダメンタルズ分析を学ぶことで、投資の基礎知識を身につけることができます。
また、企業の価値を判断する力を身につけることで、より賢い投資ができるようになるでしょう。
投資は簡単に稼げるものではなく、しっかりとした知識と経験が必要です。
大学生のうちから準備をしておけば、社会人になってから投資を始めたときに、より有利に戦うことができます。
新NISAをはじめてみる
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有期間 | 無期限化 | 無期限化 |
口座開設期間 | 恒久化 | 恒久化 |
非課税保有限度額 | 最大600万 | 最大1200万 |
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 |
投資対象商品 | 投資信託 | 上場株式・投資信託 |
新NISAとは2024年1月からスタートする新しい日本政府の施策で、個人の資産形成を応援する国の税制優遇制度です。
NISAなら投資の利益を非課税でまるまる受け取ることができます。
特に、大学生は将来の資産形成のために、長期的な視点で投資を行うことが重要です。
新NISAは、恒久的に非課税が認められているため、大学生にとっては大きなメリットになります。
また、大学生は時間と労力が比較的あるため、投資の勉強や情報収集を行うための時間も確保しやすいと言えます。
もちろん、投資にはリスクがあることも理解しておきましょう。
しかし、しっかりとした知識と経験を身につけておけば、リスクを抑えながら投資を行うことができます。
大学生のうちから新NISAを始めることで、将来の資産形成の基盤を築くことができます。
ぜひ、この機会に新NISAについて検討してみてはいかがでしょうか?
私は楽天証券で積立NISAをはじめて約3年が経過していますが、充分すぎるほどのリターンが得られています。
新NISA口座を開設するだけでも、将来のことを真剣に考えているので、立派だと思いますよ。
\5つのキャンペーンで最大19000円相当を獲得するチャンス!?/
大学生が株で投資するよりも重要なこと
大学時代は、将来のキャリアにつながるスキルや知識を身につける絶好の機会です。
株式投資は、将来の資産形成に役立つ可能性もありますが、あくまでも副次的なものです。
まずは、自分の将来の目標を明確にし、そのために必要なスキルや知識を身につけることに注力しましょう。
具体的には、以下のスキルや知識が役立ちます。
- 専門的な知識やスキル
- コミュニケーション能力
- 課題解決能力
- リーダーシップ
- マネジメント能力
これらのスキルや知識を身につけることで、就職や転職で有利になり、その後の人生でも役立つはずです。
今までは年間40万円しかNISAで積立ができませんでしたが、新NISAでは最速5年で1800万円の非課税枠を埋められます。
稼ぐ力がより重要視されるフェーズに突入したので、大学生のうちに社会人基礎力を磨き、一流企業を目指しましょう。
将来のキャリアに繋がるスキルや知識を身につける
大学で学ぶ専門的な知識やスキルは、就職や転職で有利になります。また、仕事で活躍するためにも必要不可欠です。
例えば、エンジニアを目指すなら、プログラミングやITに関する知識を身につける必要があります。
また、営業を目指すなら、コミュニケーション能力や交渉能力を身につける必要があります。
コミュニケーション能力は、どんな仕事でも必要なスキルです。
仕事で上司や同僚と円滑にコミュニケーションを取るためには、相手の気持ちや考えを理解する能力、自分の考えや意見をわかりやすく伝える能力が必要です。
コミュニケーション能力を身につけるためには、積極的に人と話す機会を増やすことが重要になります。
サークル活動やアルバイトなど、さまざまな場面で人と交流し、コミュニケーション能力を磨きましょう。
人間関係を築く
大学時代は、人との出会いの機会がたくさんあります。
新しい人と出会い、交流することで、視野が広がり、自分を成長させることができます。
また、大学時代の友人は、就職や転職後も頼りになる存在となります。
一緒に就活や仕事の悩みを相談したり、励まし合ったりすることで、人生のさまざまな場面で助け合うことができます。
積極的に人と交流し、広い人間関係を築きましょう。
- サークル活動や部活動に参加する
サークル活動や部活動は、同じ趣味や興味を持った人々と交流できる絶好の機会です。
- アルバイトをする
アルバイトは、社会経験を積むだけでなく、さまざまな人と出会うことができます。
- 留学やボランティアに参加する
留学やボランティアは、日本とは異なる文化や価値観を持つ人と出会うことができます。
新しい人と出会うためには、自分から積極的に話しかけることが大切です。相手のことをよく聞き、共通の話題を見つけるようにしましょう。
また、人と交流するときは、自分を偽らず、ありのままの自分を見せることが大切です。そうすることで、本当の意味での人間関係を築くことができます。
自分自身を見つめなおすこと
大学時代は、自分自身を見つめ直す絶好の機会です。
自分の価値観や生き方を見つめ直し、将来のビジョンを明確にしましょう。
そのためには、さまざまなことに挑戦し、自分自身を試してみることが大切です。
アルバイトやサークル活動、留学やボランティアなど、さまざまなことに積極的に参加してみましょう。
私はサークルに入らず、アルバイトばかりしていました。
もちろん、アルバイトで得た経験はその後の社会人生活にもいきましたが、現在でもサークルに所属して様々な考えを持つ方と交流すればよかったと思います。
私は20歳で投資の魅力に取りつかれてしまったので、大学生でしか経験できないことに時間を使うべきでしたね。
【まとめ】大学生が投資で小遣い稼ぎはできるの?
- 株式投資で「お金を稼ぐ」という思考は放棄しよう
- 大学生は新NISAの口座開設やファンダメンタルズ分析に取り組もう
- 大学生にしかできないことに取り組もう!
過激な内容かもしれませんが、投資でお金を稼ぐというマインドは改めた方が賢明です。
大学4年間の貴重な時間をデイトレードやスイングトレードといった短期投資に費やすのは、もったいないと個人的には思います。
就職の業界分析に役に立つファンダメンタルズ分析は、大学生のうちに取り組むと視野が広がるため、積極的に取り組んで欲しいです。
業界分析ができれば、利益が低い業界には就職したくないなと考えるようになるでしょう。
私はそれだけでも大学生のうちに小額投資をはじめる価値はあると思います。