ウォルマート (WMT) の記事です
- コロナでも売上が落ちずに成長している
- eコマースに力を入れ始めた
- 46年連続増配と配当貴族銘柄
- キャピタルとインカムを両方狙える銘柄
- ウォルマートに投資を考えているけど、今後の株価ってどーなるのかな?
- ウォルマートの業績を知りたい
- 証券会社じゃなくて、個人の買いた個別株の記事を探している
こんな方の参考になると嬉しいです
ウォルマートは米国で最大の小売で、業績が安定しているので米国株初心者にも投資しやすい銘柄の1つです。
米国株は日本株に比べ、情報が少ないですし、業績予想や細かい企業分析は僕も苦労しています。
今回の記事を読むことでウォルマートの業績やコロナでもなぜ株価が好調なのか理解することができます。
※ウォルマートを略称でWMTとします
ウォルマート (WMT) 株価情報
株価:143.850
市場:NYダウ
PER:22.9倍
PBR:5.4倍
収益性
ROE:24.6%
ROA:7.6%
1年チャート

コロナ初期に下がりましたが、その後大きく上昇しているのがわかります。
現在の株価は、WMTの歴史をみても高いです。
業績に伴う上昇なので、非常に好感が持てます。
ウォールマート (WMT) ってどんな企業?

WMTは日本でも知っている方がいらっしゃると思います。
WMTは日本の西友を子会社としています
これで、一気に親しみが持てましたか?
WMTは米国最大の小売業者です。
雑貨屋や食料品を消費者に販売しています。
20年の売上高は約53兆円で米国が70%を占めています。
トヨタの最高の売上が30兆円だと思うと、利益率の低い食品の販売で売上高53兆円はえぐいですね。
米国の市場の大きさがよくわかりますね。
WMTの最大のライバル企業はamazonです
WMTはamazonに対抗するため、Shopifyと提携しECショップを強化したり、食料品の配送に力をいれています。
2020年はeコマースサイトの売上が7%と特に伸ばしています。
コロナ禍で外出するのも米国国内は一苦労だったので、ECが伸びるのは理解できます。
ウォールマート (WMT) 業績推移について
売上と営業利益推移を過去5年間グラフ化しています。
過去の業績をみることでWMTがいかに安定して企業かどうかわかると思います。
株を買うときは過去の業績を必ずみてください。
株初心者のときは、材料で株を買ってとんでもない目にあったことがよくあったので皆さんは注意してくださいね。
過去の業績を知ることで成長企業なのか、成熟しきった企業なのか判断できるので比較してみると面白いですよ
年間の売上推移

データ一覧
決算期 | 売上 | 前期比 |
2016/01 | 482,130 | -0.70% |
2017/01 | 485,873 | 0.80% |
2018/01 | 500,343 | 3.00% |
2019/01 | 514,405 | 2.80% |
2020/01 | 523,964 | 1.90% |
単位:百万USD
WMTはこれだけの巨大企業にもかかわらず、安定した売上を毎年叩き出しています。
生活必需品を製造、販売をしているのでコロナ禍でも強力なライバル企業が現れない限り、成長し続けます。
ただし、今年のクリスマスは通年のように店舗にいって買い物をするということが難しくなっているのでEマースのamazon、Shopifyが伸びると思います。
ワクチンの開発も遅れていますし、新型コロナの脅威はまだまだ衰えないです。
年間の営業利益推移

データ一覧
決算期 | 営業利益 | 前期比 |
2016/01 | 24,105 | -11.20% |
2017/01 | 22,764 | -5.60% |
2018/01 | 20,437 | -10.20% |
2019/01 | 21,957 | 7.40% |
2020/01 | 20,568 | -6.30% |
単位:百万USD
営業利益は、2016年から比較すると少し落ちていますが、非常に安定しています。
毎年利益を上げられれば、累積黒字はどんどん溜まっていき、未曽有の危機に陥っても豊富な資金力で新サービスや新しい事業をはじめることができます。
配当金だってずっと出すことができますね!
第2四半期結果
予想:1356憶$
結果:1337憶$
(前年同期比+6%)
米国内の売上高
932.8憶$
予想:54.64憶$
結果:52.2憶$
(前年同期比+9%)
予想:1.24$
結果:1.56$
結果から確認しましたが、今回の決算は売上高と営業利益が予想を上回り、よかったと思います。
決算内容からわかるようにWMTはコロナ禍でも非常に強いことがわかります。
今回の決算はネット販売が特に好調でした。
前年同期比と比較すると97%増です。
コロナ対策のボーナス金として、15億$の追加費用も発生しましたが、全体でみるとかすり傷程度です。
懸念材料として、WMTは学校が再開される稼ぎ時に新学期でも伸び悩んでいる商品がいくつかありコロナの影響はありそうです。
ウォルマート (WMT) 配当金について紹介!

その他指標
連続増配年数:47年
利回り:1.5%
配当性向:34.1%
配当月:1.4.6.9月
連続増配年数がえげつないですね
リーマンもコロナも乗り越えているのが好感を持てます。
事業モデルもコロナにもリーマンショックも耐えてきたので、配当金再投資銘柄として、期待できます。
米国株の特徴として配当金を減配すると経営の失敗の烙印を押されてしまいます。
高配当では、決してありませんがキャピタルゲインもインカムゲインも両方のが狙える銘柄だと思います。
ウォールマート (WMT) の株価予想は?

短期と長期にわけて考えます。
設定<日足>
赤色:25日
黒色:50日
青色:200日
MACDとRSIはデフォルトです。
tradingviewを使用しています。
tradingviewは無料で様々な設定ができますので、ダウンロードをオススメします。
有料版もありますが、最初は無料版で十分です。
短期
様子見推奨
売上も利益も強力ですが、様子見推奨にさせて頂きました。
その理由は、大統領選です。
やはり、大統領選前は株価の上下が激しいです。
大統領選が終わる11月3日を過ぎてからでも充分に間に合うのかなと
思っています。
短期で使うMACDもデッドクロスを形成しているのであまりいいタイミングとは思いません。
短気は厳しいかなと考えています。
長期
買い推奨
WMTの業績は安定しています。
長期では、配当金も4回もらえるので非常にいい投資先だと思っています。
配当金も株価の値上げ幅もとれると思うので2度おいしい銘柄ですね。
まとめ

WMTは非常に素晴らしい銘柄ですが、ライバルであるamazonが気になります。
amazonは年間119$で無制限の翌日配達が可能です。
amazonから顧客を奪うためにはECサイトの充実と配送業を強化し、顧客満足度を高める必要があると思います。
ですが、WMTはShopifyと提携し、ECサイトへの流入を強化しています。
ワクチンが開発されれば、人々は外で買い物をするようになるので、いつか来るチャンスにのることができます。
これからのWMTに期待したいですね
それでは、また