リプロセル(4978)の株価や業績について解説します
IPS細胞!山中教授!再生医療!と聞いただけで夢がありますよね。
数年は厳しいと思いますが、長い目で見たとき株価が上昇することを願っています。
🍀記事内容や僕について簡単に紹介します🍀
本記事の内容
- リプロセルの事業内容について紹介
- リプロセルの株価情報について紹介
本記事の信頼性
- 株式投資歴4年
- 40以上の銘柄を解説
本記事を読むメリット
- リプロセルへの投資が難易度が高いことがわかる
- IR情報を簡単に紹介
- リプロセルの業績を判断したうえで、投資することができる
リプロセルの株価は近い将来上がるのか?

結論から申し上げますと、今は様子見推奨です。
好材料
- 再生医療の市場は今後、拡大していくので自然と会社の業績も上がる
- 脊髄小脳変性症を対象とした再生医療製品が完成すれば劇的に上がる
- BIG IRがでると一気にストップ高になる
新型コロナウイルス感染症のワクチン共同開発に参戦したアンジェス(4563)は株価が暴騰しましたね。
再生医療や医薬品の開発は好材料がでると一気に上がりやすいです

悪材料
- 2013年に上場以降、黒字になったことは1度もありません。
- 効果的なIPS細胞関連の試薬を世に出せるのか
開発にはお金が非常にかかります。
製品化までこぎつけられるかが課題です。

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リプロセルってどんな会社
東大、京大発のベンチャー企業で研究支援事業、メディカル事業の2つの事業を柱としています。
アメリカ、インド、イギリスに子会社を持つグローバルな企業です。
研究支援事業
遺伝子解析サービスの提供
IPS細胞関連の試薬の製造と販売
創薬支援サービスの提供メディカル事業
再生医療製品の開発
臨床検査の受託サービス参照:リプロセルHP
この中で一番なじみ深いのは、IPS細胞ではないでしょうか。
IPS細胞とは、人の細胞の一部を取り出し、細胞を培養することで様々な組織や臓器の細胞に適応することができる能力を持っています。
IPS細胞は、非常に説明するのが難しいので、こちらをお読みください。
IPS細胞とは
リプロセル 会社基本情報
従業員数(単独):30人
平均年齢:33.4歳
平均年収:4,510千円
代表者名:横山 周史
現在の株価:472 (2020/5/25)
まだ、4万円台で購入ができるので、安く仕込めますよ。
似たような銘柄として、タカラバイオ(4974)、医学生物研究所(4557)
は、26万、40万と高いのでリプロセルはかなりお得です。
リプロセルの株価情報
株価:396
市場:JQG
PER:
PBR:4.84倍
収益性 (2021.03予想)
ROE:-15.29%
ROA:-13.97%
売上営業利益率:-80.62%
収益性がひどすぎますね。
赤字企業なので仕方ありませんが、利益率-80%越えは厳しいです。
リプロセルの業績
リプロセルの業績について過去5年分をグラフ化しました。
業績は売上、営業利益、1株あたりの利益(EPS)をみてもなかなか厳しいです。
バイオ銘柄は株初心者に人気な銘柄ですが、利益を出すのは至難の銘柄です。
もし、リプロセルの株を購入したい!と考えている方がいれば、今一度過去の業績をみてから購入をオススメします。
将来の業績はどーなるかは予測は難しいですが、過去の業績をみると「買い」ではありません。
年間の売上推移
グラフはただいま作成中です 2020年10月19日
データ一覧
決算期 | 売上 | 前期比 |
2017/03 | 1,257 | 17.90% |
2018/03 | 926 | -26.30% |
2019/03 | 1,088 | 17.50% |
2020/03 | 1,199 | 10.20% |
2021/03予 | 1,295 | 8.00% |
単位:百万
売上高は2017/3が最高ですね。
その後、増えたり減ったりと安定させることはできていないです。
リプロセルの営業利益は赤字です。
赤字企業に投資するときは、最低でも前年同期比の成長速度が+25%で成長していないと株価はなかなか上がりません。
過去3年連続で売上が25%成長している企業は優良企業です。
リプロセルが売上をのばすためにはヒット商品を世に出し続けるしかありません。
年間の営業利益推移

データ一覧
決算期 | 営業利益 | 前期比 |
2017/03 | -944 | 0.078 |
2018/03 | -1025 | -0.086 |
2019/03 | -781 | 0.238 |
2020/03 | -908 | -0.163 |
2021/03予 | -1044 | -0.15 |
単位:百万
ずっと赤字ですね。
赤字拡大中となっており、現時点では黒字化は難しいです。
これだけ、赤字が続くとキャッシュの方が心配になり、会社の経営は大丈夫なのかと心配になります。
バイオ銘柄は研究に膨大な時間と費用がかかるので黒字化は難易度高めです。
アンジェスやテラのように暴騰することはありますが、実績や将来の期待が失われると急激に株価が下がりはじめます。
業績でダメなら、株価が上がるためには強烈な材料が必要になってきます。
財務状況
2019/03の数値
自己資本比率:93.7%
有利子負債:0.01倍参照:株探HP
自己資本比率は30%を超えていると望ましい、50%以上で健全だと言われているので93.7%は優秀です。
しかし、年々下がってきたら、要注意です。
有利子負債についても、0.01倍なので問題ありません。
リプロセルのIR情報
基本的にポジティブなニュースしか扱いません。
リプロセルはIRが命です。
業績が伴わいので、IR情報のみでしか株価は上がりません。
2020/7/20
再生医療清薬品SB-ADSC-01の全施設治験契約締結のお知らせ
今回の締結によりリプロセルが主導する脊髄小脳失調症を対象とした臨床試験が行われることになりました。
製品化が認められるように頑張って欲しいですね。
2020/7/9
再生医療製品ステムカイマルの開発費用に対する希少疾病用再生医療等製薬品試験研究助成金交付決定のお知らせ
リプロセルが開発中の再生医療医薬品「スカイカイマル」が厚生労働省の承認を得ることができました。
正式な交付金額は、2021年度以降を見込んでいるそうですよ。
まとめ

リプロセルはすぐに株価が2倍、3倍になるかと聞かれたら、今すぐは難しいでしょう。
宝くじより勝率はありますが、業績が赤字だから迷っている!という方は買わないほうがいいです。
IPS細胞、再生医療を応援したいという方は、購入を前向きに考えてもいいのではないでしょうか。
どんな記事にもバイアスがかかっています。
投資はご自身の判断でお願い致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また