NVIDIA (NVDA) の株価紹介記事です。
- 20/2Q決算が売上、EPSともに上回った
- 半導体銘柄が欲しい方はおすすめ
- データセンター事業が好調
- 巣籠需要でNVIDAのGPUを搭載した商品が好調
今回は米国株のNVIDIAを取り上げます。
決算情報、事業内容、業績推移を中心に話していきます。
それでは、順番に見ていきましょう!
NVIDIAの事業について解説

出典 NVIDIA
NVIDIAはPCゲームが好きな方は知っている会社だと思います。
NVIDIAはGPUの設計を手掛ける世界有数の半導体メーカーです。
GPUとは、「Graphics Processing Unit」の略称で、3Dグラフィックなどの画像描写を行うときに必要となる計算処理をする半導体チップのことです。
ゲーム用PCなどに使われています。
GPUで有名なNVIDIAの事業は主に3つにわかれています
- データセンター事業
- ゲームセンター事業
- 自動車事業
特にデータセンター事業とゲームセンター事業がNVIDIAの要です。
出典 NVIDIA
NVIDIAの株価情報

2020年8月29日の情報
市場 NASDAQ
業種 半導体
株価 525.910
時価総額 324,486百万USD
CEO ジャン・スン・フアン
PER 96.2倍
PBR 23.3倍
収益性
ROE 27.9%
ROA 17%
ROEがものすごく高いですね。
経営が半端なく上手いです。
ジャン・スン・フアンは台湾系のアメリカ人です。
NVIDIAの2Q決算について
- 売上 38.7憶$
(予想 36.6億$) - EPS 2.18$
(予想 1.97$)
各部門ごとのセクター
- データセンター部門
17.5 億$(予想 16.2 億$) - ゲーム部門
16.5 億$(予想 14.3 億$) - 自動車部門
1.11 億$(市場 9400 万ドル)
3Q(8月~10月期)ガイダンス
- 売上 44.4憶$ (±2%)
(予想 39.6憶$)
全ての指標を上回りました。
3つのセクターの売上高が予想を上回ったのは、文句なしの好決算といってもいいでしょう。
各セグメントごとに何が好調だったのか深堀していきましょう!
データセンター部門
データセンター事業は、前期比の2.7倍の17憶5200万ドルでした。
もともと、ゲーム事業が7割以上のポートフォリオを占めていたので、データセンター事業の成長は驚くべきものです。
NVIDIAは、ゲームセンター事業に引き続き2番目の大きな収入源を手に入れたことになります。
クラウド事業者向けの半導体需要が急増したことが、売上を爆増させた要因の1つです。
アメリカでは、AmazonのAWSを筆頭にクラウド事業者の競争が激しくなっています。
2.7倍の中には、買収したイスラエルのメラノックス・テクノロジーの売上も含まれています
メラノックス・テクノロジーのページはこちらから
ゲーム部門
ゲーム事業は前期比と比較して、50%増の16憶5,400万ドルでした。
新型コロナウイルスが世界中に蔓延したので巣籠需要が急増しました。
その結果、NVIDIAのGPUを搭載したゲーム機やパソコンがたくさん売れました。
ゲーム機は、なんと日本のnintendo switchです。
nintendo switchが売れるほど、共同開発したNVIDIAは儲かります。
任天堂の記事も載せておきますね。
nintendo switchがどれだけ売れたかグラフを掲載しているのでわかりやすいと思います。
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GeForce搭載のゲームPCが人気です。
ご興味のある方はこちらから
自動車部門
自動車事業は売上が小さいので今は無視していいです。
NVIDIAのGPUを使って、自動運転の車を開発中です。
次の決算に期待しましょう。
第3の柱になるといいですね!
1年チャート

この1年間は、株価が上がりまくっています。
新型コロナウイルスが蔓延したときは、下がりましたがすぐに株価を戻し、力強く株価が上がっています。
右肩上がりの綺麗なチャートですね。
10年チャート

2019年はNVIDIAの株は下がりカップを形成しています。
2019年は赤字で引っ張りましたが、業績があまりよくありませんでした。
取っ手がないのでカップウィズハンドルとは、呼べないかもしれませんがカップを形成したあと、株価が上昇しています。

NVIDIA 年間の2Q売上推移

データ一覧
決算期 | 売上 | 成長率 |
2016/07 | 1,428 | 23.90% |
2017/07 | 2,230 | 56.20% |
2018/07 | 3,123 | 40.00% |
2019/07 | 2,579 | -17.40% |
2020/07 | 3,866 | 49.90% |
単位(百万USD)
売上は過去最高を取ってきていますね。
これだけの時価総額がある企業がここまで経済成長していくのが、日本株では珍しいですね
NVIDIA 年間の2Q利益推移

データ一覧
決算期 | 営業利益 | 成長率 |
2016/07 | 319 | 93.30% |
2017/07 | 688 | 115.70% |
2018/07 | 1,157 | 68.20% |
2019/07 | 571 | -50.60% |
2020/07 | 651 | 14.00% |
単位(百万USD)
まとめ

振り返りをしましょう!
- 20/2Q決算が売上、EPSともに上回った
- 半導体銘柄が欲しい方はおすすめ
- データセンター事業が好調
- 巣籠需要でNVIDAのGPUを搭載した商品が好調
NVIDIAの株価は絶好超です。
次の決算のガイダンスも市場の予想を上回っています。
僕としては、NVIDIAに相当期待しているので、年内に600を超える予想をしています。
実現して欲しいですね。
ただし、1つだけ懸念点があります。
それは、英企業のARM社の買収予定です。
Bloombergによると、イギリスの半導体大手ARMの買収の話がでています。
ARMはソフトバンクグループの傘下に入っているので、SBとの交渉になりますが、買収金額が320憶$と言われているので少し心配しています。
買収が決定した場合、株価がどのように動くか僕には想像ができません。
株価が下がった場合は、業績が良いので買い増しする予定ですが、暴落は嫌いです。
NVIDIAの業績はいいので僕は気にしてません(笑)
それでは、また
参照 Bloomberg
投資は自己責任でお願いします。