税金面で優遇されると聞いたけど、具体的な内容が知りたいな
上記のお悩みを解決します。
本記事の内容
- 一般NISAについて解説
- 投信信託について少しだけ解説
- つみたてNISAについて解説
- ジュニアNISAについて解説
本記事の信頼性
- 株式投資歴4年
- NISAを利用して4年
本記事を読んだ後の変化
- 証券口座を開設したらNISAを利用しないともったいないことに気が付く
- 一般NISAかつみたてNISAでどちらが自分にあっているかわかる
- NISAについて理解できるので購入してはいけない銘柄が自分で発見できる
一般NISAってなに?

NISA(ニーサ、一般NISA)制度とは、平成26年1月から導入された少額投資非課税制度のことをいいます。
日本国内に住んでいる20歳以上の方なら利用できます。
1年間の株取引が120万円までの投資にかかる売却益や配当金について非課税となります。
このNISA制度を正しく利用すると利益を出したときに税金面で優遇されるので、収入がより増えます。
通常、株取引で利益を出すと税金がかかります。
売却益で利益を出した場合
譲渡所得として20.315%の税金がかかってきます。
税金の内訳(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)
こちらも売却益と同じで20.315%の税金がかかってくるので注意してください
特定口座にしておくと、過払いになっているお金を自動精算してくれて、口座に勝手に還付してくれるよ
非課税枠について
非課税枠の繰り越しはできませんので注意してください
例で説明します。
Aさんは、2019年にNISAで50万円株取引をしました。
2020年に本年の120万円と2019年の残り70万円をたして、190万円の非課税とはなりませんので、覚えておいてください。
NISA枠は毎年リセットされるので、120万円ぎりぎりまで毎年、取引をすることがお得ですね。
非課税対象期間は5年間
非課税対象期間が5年ですので、そのメリットを最大にいかすには、短期投資はNISAをおすすめしません。
せっかく5年という長い期間で税制面が優遇されるので、長期投資を軸に銘柄を選ぶことをおすすめします。
NISAランキング2020年6月22日現在
出典 SBI証券
このランキングをみると赤字の企業がいくつか目立ちます。
赤字の企業を5年間保有し続けることができるのでしょうか?
株価がすぐに下がって損切りしてしまうようだと、せっかくの年間120万の枠がすぐにいっぱいになってしまいます。
NISAで株取引したいときは、この銘柄と長く付き合っていけるのかを重要視してください。
一般NISA対象商品
- 上場株式
- 株式投資信託
- ETF(上場投資信託)
- REIT(不動産投資信託)
※預貯金、公社債、公社債投資信託は対象外なのでご注意ください。
その他の用語はゆっくり覚えていこう
一般NISAの使い方
- NISA枠120万円までめいっぱい使おう
- 5年間付き合っていけるような会社を選ぼう
- 業績がいい会社を選ぼう
- 赤字の会社はNISAには向いていない
5年間非課税になるメリットがあっても、業績が著しく下がったら損切りをしてください
株価本体が下がってしまったら、配当金があっても元本割れする可能性があります
※あくまでも個人の取引方法ですのでご参考程度にお願いいたします。
つみたてNISAってなに?

つみたてNISAは平成30年1月から始まりました。
一般NISAとは、違い長期積積立投資をしていきますので、一般NISAとは選択制になっています。
一般NISAとつみたてNISAは併用ができませんのでご注意ください
つみたてNISAの最大にメリットは年間40万円までの投資にかかる売却益や配当金について非課税となることです。
一般NISAが5年間非課税になることに対して、つみたてNISAは20年間非課税になります。
対象商品について
長期の積み立て、分散に投資に適した一定の公募等株式投資です。
公募等株式投資とは投信信託のことをさします。
投信信託とは、多数の投資家からお金を集めて1つの基金として、この基金の運用を投資のプロが株式や不動産に分散投資をして、そこで得た利益を投資家に分配する仕組みのことをいいます。
投信信託は大きく分けて、インデックス運用とアクティブ運用の2種類があります。
インデックス運用とは
日経平均、TOPIX、ダウなどに連動した運用成果を目標とする運用スタイルです
アクティブ運用とは
日経平均、TOPIX、ダウなどを上回る運用成果を目標とする運用スタイルです
アクティブ運用は信託報酬が高いので、長期投資には向いていません。
つみたてNISAは長期投資を目的としているので、今回はインデックス運用の商品を紹介します。
※投信信託については別記事でまた解説します。
おすすめ投信 eMAXIS Slimオールカントリー
こちらのファンドは、三菱UFJ国際投信が運用しています。
信託報酬が安く、リスク分散投資ができるので人気が高いです
投資先の内訳は以下の通りです
出典 三菱UFJ国際投信
各項目リスク分散で投資されており、世界が成長すればするほど株価は上昇します
。
日本はデフレーションのため、経済成長している実感が持てませんが、アメリカや中国は成長し続けています。
世界全体に投資することは、世界経済成長の恩恵が受けられます。
上昇率も下記グラフの通りです
出典 三菱UFJ国際投信
新型コロナウイルス感染症の影響で株価はかなり下げましたが、5月にはいり、急激に伸びてきました。
つみたてNISAはずっと長期間投資し続けなければあまり意味がありません。
毎月1万円積み立てるといった方法が一般的です。
元本保証はありませんし、買った値段よりさがるリスクも考えて投資しましょう。
ジュニアNISAってなに?
ジュニアNISAとは、未成年者を対象としたNISAです。
20歳未満の子ども1人につき、年間80万円までの株式投資にかかる売却益や配当金について非課税になります。
一般NISAと違い原則として運用は親権者等が代理で行います。
また、18歳未満で途中払い出しをしてしまうとそのぶんの税金がかかってきてしまうので要注意です。
また、金融機関の変更もできません。
金融機関をどうしても変更したい場合は、今お持ちの口座を廃止して、新たに口座開設をする必要があります。
高校や大学にかかる費用が高いので、幼いうちから少しずつでいいので積み立ていくといいですね。
ジュニアNISAは一般NISAと違い、今述べたような縛りがありますので、難易度がちょっと高めです。
まとめ
一般NISAとつみたてNISAどちらを選択すればいいかわからなくなると思います。
そこでポイントを整理してみました
一般NISAが向いている方
- 企業分析がきちんとできる方
- 業績が著しく下がったとき損切りができる方
- 一般NISAの特徴を把握できる方
つみたてNISAが向いている方
- こつこつ毎月つみたてができる方(例えば毎月1万円等)
- 企業分析が難しい方
- 仕事で忙しく、株取引をする時間がない方
※1つの参考程度にしてください
下記証券はNISA制度が一部未対応となっております。HPで確認してください
SBIネオモバイル証券,LINE証券
投資は自己責任でお願いします。