- 業務スーパー事業が好調!
- EPSが前期比+26.1
- 株価は織り込み済みで下落中
- 買うのは、落ちるナイフがささってから
今回は、神戸物産 (3038) について解説します。
2020年9月10日に第3四半期決算が発表されました。
決算内容は良かったのですが、株価が下落中です。
業績がいいので株価が下げているので、買い時のチャンスがあると思ったので今回取り上げました。
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本記事の内容
- 神戸物産の事業内容と業績について
- 神戸物産の第3四半期について紹介
- 過去5年分の第3四半期の売上、営業利益をグラフ化
- 神戸物産の買い時について紹介
本記事を読むメリット
- 神戸物産の株価が下落した理由がわかる
- 神戸物産の買い時ポイントがわかる
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神戸物産の事業内容を紹介

神戸物産の事業は4事業に分かれています。
- 業務スーパー事業
- 神戸クック事業
- クックイノベンチャー事業
- エコ再生エネルギー事業
見出し下の画像をみれば、一目瞭然ですが大半の売上を業務スーパー事業で占めています。
神戸物産は、業務スーパー事業の売上の増減で大きく業績は変わってきます。
他の事業ははっきり言って、株価を動かす要因にならないと思います。
業務スーパー事業は詳しく解説していきます。
業務スーパー事業
全国に2020年9月時点で866店舗が日本全国に展開しています。
強みは、国内の自社工場で食品を加工できることと、世界の350の協力工場から直輸入できることです。
今年は特にこの業務スーパー事業が好調です。
▼月次一覧
出典 企業HP
小売店は、毎月の売上を本社に伝え、月次を発表しています。
どの月をみても前月比を超えていて絶好調ですね
好決算であることも簡単に想像ができます。
株価は未来を織り込んでいくので、決算がある程度よかったのは想定内ということでしょう。
想定内の決算を発表したので、失望売りにつながりました。
神戸クック事業
日本最大の大型バイキングチェーンを運営しています。
神戸クック・ワールドビュッフェや馳走菜(ちそうな)と呼ばれるお店が主要店舗です。
クックイノベンチャー事業
外食事業を展開しています。
寿司チェーン「寿司平禄」を運営しています
エコ再生エネルギー事業
太陽光発電所が16、木質バイオマス発電所を1運営しています。
神戸物産の第3四半期について紹介

出典 株探
超絶決算ではありませんが、好決算です。
修正1株益(EPS)の伸びが個人的に良いと思いました。
EPSがのびていくと、株価も上がってきます。
売上は微妙です・・・
今回の決算をうけて進捗率が91.1%に達しました。
進捗率とは、通期の業績予想に対する、四半期ごとの達成率のことを指します。
つまり、各四半期ごとに25%ずつ達成していけば、通期予想を達成することになります。
今回は、3Qで91.1%の進捗率だったので、次の4Qでほぼ間違いなく100%を超えてくると思います。
次は過去5年間の3Q決算の売上と営業利益をみていきましょう
過去の前期比と比較することによって、現在の業績が好調なのかはっきりします。
神戸物産 年間の3Q売上推移

データ一覧
決算期 | 売上 | 前期比 |
2016/07 | 59,989 | 3.20% |
2017/07 | 63,041 | 5.10% |
2018/07 | 66,866 | 6.10% |
2019/07 | 75,831 | 13.40% |
2020/07 | 83,293 | 9.80% |
単位(百万)
神戸物産 年間の3Q営業利益推移

データ一覧
決算期 | 営業利益 | 前期比 |
2016/07 | 3,190 | 79.30% |
2017/07 | 3,909 | 22.50% |
2018/07 | 4,086 | 4.50% |
2019/07 | 5,169 | 26.50% |
2020/07 | 6,286 | 21.60% |
単位(百万)
自分が気になる銘柄をグラフ化してみるのもオススメですよ
神戸物産の株価について

2020年9月11日時点の情報です
市場 東証1部
株価 5500
業種 卸売業
時価総額 7,524億円
PER 44.6倍
PBR 10.92倍
収益性
ROE 24.49%
ROA 9.17%
1年チャート

コロナ初期とここ1週間で下がっています。
しかし、長期的にみると上昇トレンドなので押し目を拾いたいですね。
業績が下がったわけでは、ないのでどこかでチャンスはあると思います。
10年チャート
右肩上がりの素晴らしいチャートです。
長年持っているだけでお金持ちになれますね(笑)
神戸物産の今後の株価推移について

出典 tradingview
日足の神戸物産のグラフです。
緑色が50日線、赤色が200日移動平均線です。
僕は、50日、200日をみるのがとても好きです。
日足でみると8月の終わりから一気に落ちています。
落ちるナイフ状態です。
200日線の5000付近まで下がる可能性もあります。
買うとしたら株価が落ち切ってから拾いたいですね
今買うのは、まだ危険です。
神戸物産の財務状況

出典 株探
財務は問題ありません。
有利子負債が毎年減っているのは、好感が持てます。
まとめ

- 業務スーパー事業が好調!
- EPSが前期比+26.1
- 株価は織り込み済みで下落中
- 買うのは、落ちるナイフがささってから
振り返りをしましょう
今回、株価が下落したのは好決算を織り込み済みだったためです。
小売店は毎月、月次を発表します。
そこでの売上と利益が前期比を超えていると、簡単に好決算なんだなとわかってしまいます。
特に神戸物産は、業務スーパー事業の売上が7割強を占めます。
業務スーパー事業で業績がほぼ決まってしまいます。
決算前の株価予想は本当に難しいですね
今後の株価予想は、個人が勝手に予想したものです。
投資は自己責任でお願い致します。
それでは、また
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