この記事は、「2030年世界地図帳」から今後伸びそうな米国株を探す内容です。
今後、投資するべき銘柄が1銘柄でも見つかると僕は嬉しいです。
3~5分程度で読むことができるので最後まで読んでみてくださいね。
- SQ
- TSLA
- TWLO
- ERIC
今回は、落合陽一さんの「2030年世界地図帳」から銘柄を探索します。
2019年に発売された少し古い本ですが、凄すぎる本です。
この本を読むと将来、注目できるような銘柄がたくさん見つかります。
- 本の簡単な内容
- SEDsの内容について
- たくさんの銘柄の事業内容がある程度わかる
株価は未来を織り込んでいくので、この本を読むことで将来の10バガー候補が見つかるかもしれませんよ。
まずは、この本がどんな内容なのか軽く触れていきます。
【2030年の世界地図帳】ってどんな本?

一言でいうと「あらゆるデータを使って、2030年の世界はこうなってますぜ」という内容を難しい言葉を使って350ページほどで紹介しています。
僕は、投資家目線で本を読んだのでどんな企業がこれから伸びそうなのかという目線でしか本を読んでいません。
著者:落合陽一さんについて
簡単に落合陽一さんについて紹介します。
落合陽一
メディアアーティスト。1987年生まれ。東京大学大学院学際情報楽譜博士課程修了(学術情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。筑波大学図書館情報メディア系准教授・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤代表・JST CREST xDiversityプロジェクト研究代表。大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授。2015年World Technology Award、2016年Prix Electronica、EUよりSTARTS Prizeを受賞。Larval Virtual Award受賞、スイス・ザンガレンシンポジウムよりLeaders of Tomorrowに選出されるなど、国内外で受賞多数。専門は計算機ホログラム、デジタルファブリケーション、HCLおよび計算機技術を用いた応用領域(VR、視覚触覚ディスプレイ、自動運転や身体制御)の探求。個展として「Image and Matter(マレーシア・クアラルンプール、2016)」や「Imago et Materia(東京・六本木、2017)」、「落合陽一、山紫水明∽事事無碍∽計算機自然(東京・表参道、2018)」。「質量への憧景(東京・品川、2019)」など展覧会多数。近著として『日本進化論』(SBクリエイティブ)、『デジタルネイチャー』(PLANETS)、写真集『質量への憧景』(amana)など。オンラインサロン『落合陽一塾』では日々様々なトピックでのディスカッションや学びを続けている。
出典:2030年の世界地図帳
本の構成
以下の通りです
はじめに
1章 2030年の未来と4つのデジタル・イデオロギー
2章 「貧困」「格差」は解決できるのか?-サードウェーブ・デジタルと個人の可能性-
3章 地球と人癌の関係が変わる時代の「環境」問題-GAFAMは「環境」と「資本主義」の対立を超えられるか
4章 SDGsとヨーロッパの時代-これからの日本の居場所を考える
おわりに
世界中のテーマである「SDGs」についての紹介や各国の人口、GDP成長率などテクノロジーや地政学てき観点から、今後の日本がどんなことに取り組むべきなのか書かれています。
落合さんのファンか世界や日本の将来に興味が持てないと最後まで読み進めるのは大変だと思います。
どんな銘柄が見つかったの?
本の中で触れられている2030年に影響が大きい5つの破壊的テクノロジーとSDGsから銘柄を選出しました。
破壊的テクノロジーは以下の5つです
- AIなどの機械学習関連技術領域
- 5G
- 自律走行(自動走行)
- 量子コンピューティング
- ブロックチェーン
SDGs
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤を作ろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.作る責任 使う責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさを守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
SDGsは長いですが、基本方針はこの17個です。
それぞれで強みを持つ株やどんな分野なのかわかりやすく紹介します。
AIなどの機械学習関連技術領域
AIは三大分類に分かれています。
簡単にですが、まとめました。
AI:人間と同様の知能を実現させようとする技術
機械学習:特定の仕事をトレーニングにより実行できるAI
ディープラーニング:機械学習をさらに発達させたもの
機械学習はデータをAI自身が解析し、法則性や一定のルールを見つけ出す特徴があります。
イメージとしては迷惑メールフィルタが該当します。
機械が法則性から勝手にフィルタを通して、迷惑メールを遮断します。
ディープラーニングはまとめにも書いた通り、機械学習をさらに進化させたものです。
機械学習よりさらに細かい分析ができるようになるので人間にはできないビックデータの超高速処理やAIが自ら考え、意思決定をしてくれます。
オススメ銘柄 まとめ
- NVIDIA (NVDA)
- AIphabet (GOOG、GOOGL)
- Salesforce(CRM)
- Alteryx(AYX)
- Twilio(TWLO)
NVIDIA (NVDA)
NVDAは半導体の有数銘柄ですが、人口知能に関する研究にも多くの金額を投資しています。
NVDAのAIに関する事業は、自動運転車、高性能ゲーム、クラウドコンピューティングです。
ディープラーニングは高性能のチップが使われますのでNVDAのGPUは今後も必要になってきます。
NVDAは銘柄分析をしています。
詳しく知りたい方は下の記事を見てくださいね!

AIphabet (GOOG、GOOGL)
日本人も大好きなGoogleの親Alphabetも人口知能に大きく投資をしてます。
GoogleはAIとディープラーニングを利用して、ソフトウェアを自動化しています。
Googleは音声認識、自動運転技術、広告に特に強みを持っています。
今後も加速度的に成長すると思います。
Salesforce(CRM)
顧客管理ソフトウェアに強みを持つ企業です。
ビジネスモデルは月額課金サービス(SAAS)で安定的な業績を保っています。
最近、日本でも宣伝が増えてきましたよね!
CRMは顧客の電話、テキスト、チャットの自動分析行い、AI分野に深く携わっています。
Googleと同じく、企業が巨大なので安心して持てる銘柄の一つです。
Alteryx(AYX)
カリフォニア州に本社を置く、セルフサービス・ソフトウェア企業です。
データ分析、位置情報分析に強みがあります。
ビジネスモデルはサブスクリプションベースのソフトウェアを販売することで成り立っています。
12月24日時点の株価の上昇率は29.95%ほどなのでこれからも期待できる銘柄だと思います。
監視銘柄にいれておく価値はあると思います。
Twilio(TWLO)
TWLOはメッセージ機能と通話機能をアプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API) やソフトウェア開発キット (SDK) の運用をクラウド通信プラットフォーム(CPaaS)として販売しています。
非常に難しい事業内容だと思います。
CPaaSのサービスとは、システム障害が起こったときにSMS送信機能から担当者に通知したり、問い合わせ電話で順番待ちのお客に呼び出すときに使われます。
ディープラーニングの能力がないとこれらの進化は困難になるはずです。
株価も2020年12月24日時点で269%上昇と大きく成長しています。
トップ5からは抜かしましたが、amazon(AZ) Microsoft Corp.(MSFT)もランクインしようかなと考えましたが、2020年は驚異の成長を遂げたので省きました。
5G
オススメ銘柄 まとめ
- Telefon AB LM Ericsson(ERIC)
- Analog Devices (ADI)
- Broadcom (AVGO)
- Qualcomm (QCOM)
5Gは現行の4Gとは比べ物にならないくらい速度が出ます。
4Gと比較をすると、通信速度は10倍で接続端末数は100倍、遅延は1ミリ程度、映画1本分のダウンロードは3秒以内と言われています。
5Gが国際規格になるとVR(仮想現実)、AR(仮想空間)の大量のデータのやりとりや自動運転やロボットなどの遠隔操作が今よりも優れたものになります。
今回、紹介する銘柄は5Gが流行するために必要な会社をピックアップしました。
Telefon AB LM Ericsson(ERIC)
ERICはワイヤレスキャリア向けの世界有数のネットワーク機器、ソフトウェアサプライヤーの1つです。
5G基地局機器のリーダー的企業です。
2020年12月24日時点の株価は$11.73で割安に放置されてる株です。
年間の株価上昇(YTD)も33%と他の銘柄に比べ、全然上がっていません。
第3四半期決算も売上EPS共に予想を上回っています。
監視銘柄に加えても面白いと思います。
Analog Devices (ADI)
高性能アナログ信号処理チップを専門とする半導体企業です。
ADIが約70%ほどの5G無線信号チェーンテクノロジーを支配しています。
5Gが世界中に広がるためには、ADIのような企業はもっと伸びると思います。
2020年第4四半期の決算は売上もEPSも予想を上回っていたのでひとまずは安心できます。
Broadcom (AVGO)
半導体デバイスの開発や販売を手掛ける大手企業です。
中国が最大の売上を誇っています。
バイデン氏が無事大統領に就任すれば、中国リスクは減りそうですね。
Broadcom はNVIDIAと同じくファブレス企業で、製造は外部に委託しています。
株価は20年12月25日時点で429$で10年をかけて10バガーを達成しました。
直近の第4四半期決算も売上、EPS共に予想を超えていて、安定しています。
Qualcomm (QCOM)
Qualcommはアメリカのカリフォルニア州に本社を設置しているモバイル通信技術関連企業です。
モバイル、IOT、オートモーティブ、ネットワーキングに強みを持つ企業です。
第4決算は売上、EPS共に予想を超えています。
株価もYTD66%(12/25) と伸びてきている企業の一つです。
自律走行(自動走行)
オススメ銘柄 まとめ
- Tesla(TSLA)
- Baidu (BIDU)
- Aptiv(APTV)
- Toyota (TM)
自動運転は国際的にレベルが推定されています。
まずは、そこから確認していきましょう!
レベル1:運転支援
レベル2:高度な運転支援
レベル3:特定条件下における自動運転機能
(高速道路での一定条件での自動運転)
レベル4:特定条件下における完全自動運転機能
(システムによって、全ての運転を行う)
レベル5:完全自動運転
今回紹介する銘柄はあくまでも自動運転であって流行の電気自動車は別の機会で紹介します。
Tesla(TSLA)
イーロンマスクのTSLAをランクインさせました。
TSLAは2020年で最も話題になった銘柄の1つだと思います。
TSLAの車はレベル2の製品が大半です。
2020年に完全自動運自動運転車を発売するとイーロンマスクは言っていましたが、実現はできていません。
SP500にも採用され、話題になったので自動運転と電気自動車のセットで自動運転銘柄にいれてもいいかなと判断しました。
株価はYTD(12/25)690%も上昇しました。
Baidu (BIDU)
Baiduは中国のGoogleです。
自動運転タクシー(Apollo Robotaxi)に力をいれています。
2019年の夏ごろに300台の自動運転車が13の都市で120万マイルを記録したと発表しました。
タクシーではありますが、レベル4を発売しています。
第3四半期決算では売上高もEPSも予想を上回っています。
中国企業で中国共産党のリスクはありますが安定性は抜群です。
Aptiv(APTV)
現代自動車と提携を組み自動運転システムのソフトウェアを開発しています。
Aptivは2022年までにロボタクシーでレベル4、レベル5の自動運転車の販売を目指します。
Toyota (TM)

出典 トヨタHP
日本企業NO.1のトヨタ自動車をランクインさせました。
トヨタはe-Paletteという電気自動車の実用化に向けて開を行っています。
トヨタが2021年に着工しようとしているWoven Cit(ウーブンシティ)でもe-Paletteは実用化されます。
しかし、株価の方はあまり動きはありません。
時価総額が大きいので勝負をする銘柄ではありませんね。
量子コンピューティング
量子コンピューティングとは1つの量子に様々な状態が重なりあう量子現象のことです。
量子コンピューティング銘柄について調べましたが、alphabet(Google)しか見つけられず、すいません。
また、見つかられたら追加していきまます。
ブロックチェーン
ブロックチェーンとは、ビットコインの中核となる「取引データ」技術のことを指します。
取引するときのことを「トランザクション」といい、複数のトランザクションをまとめたものが「ブロック」といいます。
この「ブロック」が重なるように保存された状態がブロックチェーンといいます。
難しいことは置いておいて銘柄を紹介していきますね。
オススメ 銘柄
Square (SQ)
PAYPAL (PYPL)
Square (SQ)
この銘柄はARK社の買付ランキング上位を保つほど、将来性がピカイチです。
SQは、個人間、企業間の電子決済サービスを導入している企業です。
Twitterを作ったジャック・ドーシーをCEOに置き、四半期ごとの売上高成長率が40%を超えるグロース株です。
最近では、仮想通貨取引を開始したため、採用しました。
決算情報などの詳しい情報は下記で分析をしているのでみてね。

PAYPAL (PYPL)
PYPLは決済サービスに強みを持つ企業です。
オンライン取引が最も得意で個人間のお金の送金はPYPLのサービスを使って行われることが多いです。
SQほどの成長はありませんが、安定性のある企業です。
PYPLも仮想通貨に参戦しています。
PYPLもSQと同様に銘柄分析をしています。
気になった方はぜひ、読んでみてくださいね。

全体の感想
全体の感想としては、投資を考えずに読んでも勉強になる内容の本だと思います。
地政学やSDGsについても学べるのでビジネス書として最高です。
企業としてSDGsについて取り組んでいるところもたくさんあるのでぜひ、「2030年の世界地図帳」を手にとってください。
株式投資でみるとこの本は銘柄探しにぴったりだなと思いました。
破壊的テクノロジ―銘柄やSEDGsは、様々な銘柄を連想します。
自動運転1つのテーマに絞っても、部品やインフラ整備、電気自動車との絡みなどどんどん連想することができます。
今回紹介した点は第一章の内容がほとんどです。
その他の章も面白くて今後の人生のためになる内容だと思うので読んでみてくださいね。
それでは、また
全ての情報には、記事作成者のバイアスがかかっています。
当記事の情報を鵜呑みにせず、ご自身でも必ず調べてください。
よろしくお願いします。
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